このたび,Tailored Design Lab. / テーラード・デザイン研究所が設計・監理を手がけてきた
古民家の改修プロジェクトが竣工いたします.
お施主様のご厚意により,下記日程にてオープンハウスを開催することになりました.
ご多忙かと存じますが,ご都合が宜しければ是非お越し下さい.ご講評,ご感想などいただければ幸いです.
日時:2011年12月18日(日) 10:00〜16:00
場所:石川県加賀市
アクセス:自動車/最寄りIC「加賀」
電車/最寄りJR駅「大聖寺駅」
※ 引き渡し後の開催となります.手袋・スリッパご持参の上,
見学の際はご配慮をお願い致します.
※ お車でお越しの方は,駐車スペースを確保しますので,
事前にご連絡下さい.
設計・監理:テーラード・デザイン研究所
設計協力:伊藤康行/ショセット建築設計室
構造計画:荒木美香/佐藤淳構造設計事務所
照明計画:YH
施工:(株)シモアラ
建築用途:住宅
工事期間:2011年8月〜2011年12月
敷地面積:約1,120m²
延床面積:293.52m² (1階 192.32m², 2階 101.20m²)
改修面積:105.17m²
規模:地上2階
主体構造:木造
「この家は俺にとっての原風景かもしれない。」
上京して50年、既に70歳になろうとしている施主はそう言った。
その一言で、「築70年の日本家屋を70歳の施主の原風景として取り戻し、終の棲家とする」ことが設計のテーマとなった。しかし、70歳の施主が思い描く「原風景」と、少年時代の風景とは異なっている。
元来、不特定多数の為の「人寄せの空間」であった広間に土間を再生し、大切な人達が集う空間とした。 また、70年間家を支え続けた骨格を露わにし、朽ちてなお残る姿にまでそぎ落とした。その純化された空間は、原風景を体現するとともに、象徴性を獲得する。
一方、50年間都会で生活をしていた施主には「現代の生活空間」が必要であった。現代的な生活を担保する空間を既存家屋に挿入し、人寄せの空間とは[窓]で繋いだ。
一方、50年間都会で生活をしていた施主には「現代の生活空間」が必要であった。現代的な生活を担保する空間を既存家屋に挿入し、人寄せの空間とは[窓]で繋いだ。